検査で超悪玉をあばき出す

中性脂肪と超悪玉

中性脂肪が直接血管壁に入り込んで動脈硬化を引き起こすことはありません。
中性脂肪は悪玉を小型化するため、超悪玉を増やす影の悪役として働くと考えられています。つまり、中性脂肪が多い人ほど、超悪玉を多く持っている可能性が高くなります。

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血糖値と超悪玉

インスリンが分泌されていても効きが悪く、血糖値が高い場合、悪玉が小型化することがわかっています。
健康な人と糖尿病の人の悪玉コレステロール値を比べたところ、悪玉コレステロール全体ではあまり差はありませんが、その内訳を見ると糖尿病の人では超悪玉コレステロールが増えていることがわかりました。

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血圧と超悪玉

インスリンが分泌されていても効きが悪く、血圧が高い場合も悪玉の小型化が見られます。
中高年の人で超悪玉と血圧の関係を比べたところ、超悪玉を多く持つ人の方が収縮期血圧、拡張期血圧ともに高い傾向が見られました。

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肥満と超悪玉

腸を包む膜に脂肪が多くつく内臓脂肪型肥満は、メタボリックシンドロームになる要因のひとつとなっています。
メタボリックシンドロームの人は、悪玉(大型)は増えず、超悪玉(小型)のみが増える傾向にあります。

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超悪玉チェック〜
あなたは大丈夫?

一般的に超悪玉コレステロールが多いのは次のような人です。④、⑤、⑦は血液検査(健康診断)でわかります。

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血液検査でわかる!
超悪玉コレステロール

超悪玉コレステロール値は、血液検査で調べることができます。
上の「超悪玉チェック」でチェックが付いた方や、健康診断などで生活習慣病と診断された方は、『超悪玉コレステロール検査(sd LDL-C検査)』をおすすめします。

※「超悪玉コレステロール検査」は、オプション検査の場合もあります。  詳細は各医療機関にご確認ください。

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